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2018-10-15

会社を立ち上げる前にSWOT分析をしてみよう!

SWOT分析

会社を立ち上げる前にSWOT分析をしてみよう!

会社を立ち上げる前に、まず現状分析を忘れずにしておきましょう。
SWOT分析とは

S=強み(Strength)
W=弱み(Weakness)
O=機会(Opportunity)
T=脅威(Threat)

のそれぞれの頭文字をとっています。
これらをキーワードに、あなたがこれから立ち上げようとしている会社の現状を分析し、自社のビジネスの機会を探っていきます。

図の左上と右上の部分は外部要因となりますので、基本的には自分ではどうすることもできない要因をさします。
例えば政治や経済の変動、技術動向、業界環境の変化や顧客ニーズなどです。どちらかというとマクロ的視点で分析します。

機会(O)の場合、東京オリンピックや為替レートの影響、国策による規制緩和などの影響を受け、外国人観光客が増加した場合などは、訪日観光客向けにビジネス展開を考えている方は「機会」といえますが、逆に、オリンピック終了後の影響や、今後の為替レート変動の影響、その他外交関係の悪化など脅威(T)になる場合もあります。

図の左下と右下の部分は内部要因となります。これはミクロ的な要因として考慮され、どちらかといえば自社内でコントロール可能な要因といえます。
強み(S)の場合、外国人の方が日本で企業する場合、外国人観光客をターゲットに商売をするとした場合、外国人のニーズが日本人よりも分かりやすいという点では「強み」といえるでしょう。また逆に、弱み(W)の場合は、立地環境や相場観、仕入先のコネクション等については、日本人よりも不利であるといえます。

【競合他社を知る】
この場合、他者と差別化して自社の競争力を強化するためには、競合他社を意識して分析を行わなければなりません。そこで、競合する他社との比較を行うための相違点や共通点などを以下のようにまとめておくとよいと思います。

価格、パッケージ、オーダー制、デザイン性、扱いやすさ

上記のように他社製品を比較分析してそれぞれの特質を比べてみると、自社が「強み」としては価格帯は高いがデザイン性の高いオーダーメイド商品を販売でき、かつ扱いやすさも兼ね備えている、という点であるのに対し、オーダーメイドしかやらないため、汎用品の販売はできず、他社の安い商品には負けてしまうという「弱み」がわかってきます。
これらの項目を縦軸と横軸のマップで表現してもいいでしょう。(このマップのことをポジショニングマップといいますが、また次の機会にご説明いたします)

【仮説を立てる】
競合他社の状況が分かったら、次に競合他社と競争するのか、それとも他社では取り組んでいない事業展開にしていくのかを、いくつか仮説を立てながら進めていきます。

例えば、外国人観光客が多い「浅草」でオーダーメイドのお土産品を物販したいと考えたとき、競合他社は多くおりますので、競合他社ではあまりやっていない試みを考えて生きます。

ここで仮説を立てるとすると、「海外でネットでお土産品を事前に注文しておいて、浅草に立ち寄ったときに現物を確認でき、それをホテルか最寄の空港まで他の購入したお土産と一緒に配送してくれるサービス」をやりたい!と限定して仮説を考えたとき、そのような需要があるのか、あるとしたら値段はいくらに設定すべきか、コスト的に採算は合うか、競合で同じようなサービスをやっている他社はいるか、などを検討します。

これらのような分析にはSWOT分析が有用ですので、まず、外部要因の分析から取り組んで、その後、サービス商品についての仮説を立て競合他社が存するかどうかを検討します。もし競合他社がいる場合は、その違いと同じ部分をピックアップして、自社の自社の強みと弱みといった内部環境を分析していきます。

まずは簡単なマップを作成して、それを当てはめ、色々検証してみませんか?

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