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2016-09-25

仕事で失敗してしまった時、上司がくれた言葉。今でも忘れません。

困った

今日は元OLのNさんから新人当時に出会った素敵な上司のお話を頂きました。なんだか新人時代を思い出して感動しました。


私は以前、事務で一般庶務の仕事をしていました。仕事内容は様々ありましたがその内の一つに、『機械を使って、シールを作成する』ということがありました。

貼りたい場所の大きさに合わせて、シールの大きさを決め、機械で印刷、その場所に貼り付けを行うのですが、この作業を初めて行ったとき、つけたい場所に対して、シールの大きさを丁度良く作ることができませんでした。

簡単なようで最初は慣れないせいか上手くできなかったのです。その後、なんとか備品を無駄に使ってしまったものの、最終的にはきちんとした大きさのシールを印刷することができたのですが。

その日は、私の勤めている支店に部長さんが訪問される日でした。エリアの中心となっている所からいらっしゃる部長さんでしたので、とても上の方の方で、緊張していました。

すると私が作業していた部屋に部長さんがいらっしゃって、『ちょっとこの部屋、半分貸してくれないか?』とおっしゃいました。

『片付けなくてもいいのですか?』と尋ねると、『いいよ、いいよ、やっていて。俺、半分しか机使わないから。』と。

気さくな部長さんだと聞いていましたが、新人の私にも優しく接して下さり、緊張が少しほぐれました。

失敗したシールの備品を片付けて、シール貼りをしようと思ったところに部長さんが『仕事、慣れたかい?』と話しかけて下さいました。

『みなさん、いい方ばかりで助けられていますが、失敗も多くて。今も、シール作りを失敗してしまって。』と言うと『いいの、いいの。あなたがうまくなるための技術料だから。会社はその位支払うよ。うんと失敗して上手になったらいいよ。』と言って下さったのです。

この言葉に本当感動し、いい会社に勤めたなと改めて思いました。今は結婚したため、その会社は退社してしまったのですが。

いつか誰かの失敗を見た時にこんな素敵なセリフを言えるような立場に私はいないとは思います。しかし、『失敗して上手になる』という考え方を大切に持っていて、自分の子供や誰かを励ましてあげられる人になりたいと心から思います。


Nさん、ありがとうございます。新人の時にはシール貼り一つでも緊張してうまく出来ないですよね。あとから思い出せば「こんな簡単なっこと」って思うのですが、新人の時には必死ですからね。

でも、そんな緊張の日々に、ましてや上手くこなせない時に偉い人がくるなんて通常は「参ったな~」って思うんですが、上司から素敵なアドバイスをもらうと、この会社で良かったって本当に思いますよね。

最近はブラック企業やらパワハラ、マタハラなどの嫌な言葉が新聞やテレビでなにかと伝えられますが、Nさんのような会社だったらずっとずっと勤めてもいいかもと思ってしまいます。Nさん、素敵な体験談をありがとうございました。

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