英語で会話ができるだけでが国際派ではない?もっと大切なことがあります。
今日は英会話&日本語教室の受付で働いているFさんから、外国の方々と心底仲良く会話ができるかもしれない方法を教えていただきました。きっと役立つこと間違いなしです。
某英会話&日本語学校の教室の受付で勤めていました。教室は開放的で明るい雰囲気、いらっしゃる生徒さんも良い人ばかり。私もいちよ英語を少々話せます。
ただ、それは学校と英会話教室で習った程度で、留学したとか外資系の会社でバリバリ働いたという経験はありませんでした。
それでも毎日、日本人はもとより、英語圏、中国、タイ、インドネシアなどの生徒とも手振り身振りをフル活動で片言でも一生懸命会話をしていました。
ところが不思議とそこには生徒さんとはお互い目には見えない、なんとなく壁が存在するかなという気持ちが感じていたのです。
逆に多言語を操る女性の上司は、会話の内容は定かではありませんが、生徒さんたちと心から会話を楽しんでいるみたいで、ちょっと羨ましくもありました。
私はその目には見えない壁の原因が良くわからぬまま、たぶん会話が片言だからかなって、自分に都合のいい解釈をしていました。
そんな折、たまたま上司と世間話をしたとき、「生徒さんとの会話がいつも楽しそうなんですけど」ってそれとなく聞いてみました。
すると「えっ???」と凄くびっくりしたような不思議そうな顔で話してくれました。「そうかな、○○ちゃんも楽しそうに話してるじゃない。生徒さんからも慕われてるみたいだし。」
「いえいえ、目に見えない壁が、なんとなくですが存在するみたいなんです。」
「あ~、それはね、言葉だけで話そうとするからだよ。よく国際派っていう人がいるでしょ。
でも、あれは例えば英語が普通に話せることが国際派と思っている人がたまにいるけど、実はそうではなくて、その人の国を知るということが大切なの。だからといって別にその人の国への留学経験とか、海外旅行をしたことが大切ではなくて、その人の国、住んでいる、もしくは住んでいた地域のことをその人から聞いたり、調べたりして、相手のことを心から知ることなの。
いくら英語ができて会話が流暢にできても、それは表面だけに過ぎないから、それで相手を理解しているわけではないから、どうしてもそれ以上話が深くはならないの。
だからこそ、その人の国、地域を十分に理解することが大切なわけ。その理解を前提に話をすると自然とその人を尊重し、同じ立場で会話ができるようになると思うのね。
そうすると自然に会話も楽しくなって、はたから見ると会話が楽しそうに見えるってなるんじゃないかな。」
上司の話は全ては覚えていないけど、要約するとこんな感じでした。毎日、多国籍の生徒さんと片言でも会話をし、それで満足していた私はこれを聞いて私はハッしました。
結局会話が少しできるだけではいけないんだって。
それからという日は生徒さんのことを少しずつ知ろうと努力しました。たぶん、きっと前よりは生徒さんとの会話も深くなっている気がします。
Fさん、ありがとうございます。上司のアドバイスは的確ですね。英語が話せるだけでは決して国際派ではないのですね。私としては英語が話せるだけで凄いと思ってしまいますが、本当に相手のことを考えて、相手の立場になって会話をするというのは奥が深いことがわかります。Fさんは、良い上司がいて幸せです。